沖縄の方言で素敵な言葉や黄金言葉を紹介!料理名や方言の特徴も

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あなたは沖縄の方言を聞くとどのような印象を持ちますか?

沖縄の言葉は語尾や言葉をのばしたやわらかい言い方が特徴で、のんびりとした印象を与えます。

「なんくるないさー(なんとかなるさ)」や「ぬちどぅたから(命が一番の宝)」など、どの方言も意味も含め素敵な言葉ばかりなんですよ。

今回は、素敵な言葉が多い沖縄の方言を詳しくご紹介していきたいと思います。

沖縄の方言を知りたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。

この記事で分かること

  • 沖縄の方言で素敵な言葉<挨拶>
  • 沖縄の方言で素敵な言葉<日常でも使える言葉>
  • 沖縄の方言の素敵な黄金言葉
  • 沖縄の方言で料理名
  • 沖縄の方言の特徴
目次

沖縄の素敵な言葉<挨拶におすすめ>

沖縄の方言は、まとめて「しまくとぅば(故郷の言葉)」と呼ばれています。その中でも「ウチナーグチ」は中南部、那覇市周辺で使われている言葉を指します。

沖縄の方言は全部素敵な言葉。意味も知るとすぐに使ってみたくなる言葉ばかりなのです。

まずは、沖縄で素敵な挨拶言葉を紹介します。

※沖縄中南部で主に使われる「ウチナーグチ」と呼ばれる方言をご紹介します。

意味沖縄の方言
こんにちははいさい(男性)、はいたい(女性)
いらっしゃい、ようこそめんそーれ
また会いましょう、またねまたやーさい(男性)、またやーたい(女性)
ありがとうございますにふぇーでーびる
ありがとうございましたにふぇーでびたん
ごめんなさいわっさいびーん
さようならぐぶりーさびら
おつかれさまたいみそーちー
いただきますくわっちーさびら
ごちそうさまくわっちーさびたん

いくつかは、聞いたことのあるものもあったのではないでしょうか?

「こんにちは」や「また会いましょう」など、男性と女性で言葉が少し変わるものもありますので、沖縄で使う際には気をつけましょう。

私が個人的に好きな方言は、くわっちーさびたん(ごちそうさま)です!言葉がかわいいなと思ったので、子供に言わせてみようかなと思いました。

沖縄の素敵な言葉<日常で使えるおすすめ>

日常で使える覚えておくと良い沖縄の素敵な言葉もたくさんあります。

意味沖縄の方言
がんばれちばりよー
美人、かわいいちゅらかーぎー
そうだね(相づち)だからよー
大変、とてもでーじ
本当にいっぺー
おいしいまーさん
かんぱいかりー
(私が)〜しますね〜しましょうね
お兄さん(若い男性を指す)にーにー
お姉さん(若い女性を指す)ねーねー

ちばりよ~は、テレビで聞いたことがあるかもしれませんね♪

紹介した方言以外にも、素敵な言葉やおもしろい言葉がたくさんあります。そんなあなたには「方言変換サイト」というものもありますよ。

色々な言葉を調べるだけでもとっても楽しいのでおすすめですが、方言クイズもあるのでぜひやってみてください。つい夢中になってしまいますよ♪

あじまぁ沖縄 方言変換サイト

沖縄の教えや教訓を伝えるための素敵な黄金言葉がある

黄金言葉(くがにくとぅば)は沖縄に古くからあることわざで、「昔言葉(んかしくとぅば)」とも呼ばれています。

昔言葉の教えは、黄金のように価値があるということから黄金言葉(くがにくとぅば)と言われているのです。

黄金言葉はどの言葉も素敵なものばかりなのですが、たくさんある中から5つご紹介します。

  • なんくるないさー( なんとかなるさ)
  • いちゃりばちょーでー( 一度会えば、みな兄弟)
  • ぬちどぅたから(命こそ宝)
  • あわり くりしゃん なまぬびぃとぅとぅき(苦労、苦労さ、今の一時)
  • やーなれーふかなれー

なんくるないさー( なんとかなるさ)

「まくとぅそーけーなんくるないさ」正しい道を進めば、物事は良い方向へ向かうという言葉から来ています。

どうにかなるから大丈夫!という使い方が思い浮かぶと思いますが、やることはやったからなんとかなる!と実はとても前向きな言葉なんですよ。

いちゃりばちょーでー( 一度会えば、みな兄弟)

一度会えば、人はみんな兄弟みたいなものだという考えの言葉です。

他人との関係が希薄な現代にとって、助け合いの精神が感じられる素敵な言葉ですよね。

ぬちどぅたから(命こそ宝)

この言葉は沖縄の人ではなくても、なんとなく耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか?

なによりも命が一番の宝物だよ。という意味の言葉です。

短い言葉ですが、短いからこそ覚えやすくてわかりやすいですよね。

あわり くりしゃん なまぬびぃとぅとぅき(苦労、苦労さ、今の一時)

私は、この言葉がとても素敵だなと感じました。

苦労や苦しさは、ずっと続くものではなく後から思い出すと一時だというような意味の言葉です。

黄金言葉だけみると、何を言っているのかわかりませんが意味を聞くと良い言葉ですよね。

やーなれーふかなれー

この言葉は、子供のしつけは家でしっかりと行っていないと、外で急にはできないよというような意味の言葉です。

漢字で書くと「家習る 外習」となり、漢字をみるとなんとなく意味がわかりますよね。

この言葉を聞いて、子供のしつけは常日頃から気をつけなければいけないなと思いました。

沖縄の方言は料理名にも!知れば旅行がより楽しくなる

沖縄に旅行に行ったら、やはり沖縄ならではの料理を食べたいですよね!

サーターアンダギーなど聞いたことのあるものもあるとは思いますが、料理名だけでどんな料理か分からないものもありますよね。

なぜなら、沖縄の料理名は方言が由来になっている言葉が多いためなのです。

沖縄の方言を元に、料理名がついている料理を5つご紹介しますね。

  • ゴーヤチャンプルー
  • ジーマミー豆腐
  • ソーキそば

ゴーヤチャンプルー

チャンプルーは、方言で「ごちゃまぜ」という意味になります。

ゴーヤーや豆腐、卵、肉をごちゃまぜにした料理がゴーヤーチャンプルーと呼ばれるのです。

ジーマミー豆腐

ジーマーミーは、方言で「落花生」という意味です。

落花生でできた豆腐のことを、ジーマーミー豆腐と言います。

ソーキそば

ソーキそばは沖縄そばとも呼ばれていて、ソーキは「スペアリブ」という意味になります。

スペアリブが乗っている沖縄のそばで、ソーキそばと言われるのです。

アンダンスー

アンダンスーは豚肉の肉と油を味噌で炒め合わせた調味料のです。

アンダが「油」、ンスーが「味噌」という意味になります。

油味噌に似たようなものなので、ご飯のお供におすすめの料理です。

ナーベラーンブシー

ナーベラが「ヘチマ」、ンブシーが「煮込み料理」という意味です。

豚肉とヘチマを味噌で煮込んだ料理になります。

言葉の意味がわかると、名前だけではわからなかった料理がわかりやすくなったとは思いませんか?

方言がわかると、どのような料理なのかまでわかるってとても楽しいなと私は思いました。

沖縄の方言の特徴を紹介!

あなたは沖縄の方言の特徴といったら、どういったものを思い浮かべますか?

沖縄の方言ってのんびりとしている感じがする♪

言葉がどういう意味なのかわからないな

沖縄の言葉はイントネーションが独特で、やわらかい言い回しが多いのが特徴です。

語尾や言葉をのばしたり、イントネーションが上がっていたりするため、ゆったりとした印象を受けるのです。

方言だけを聞くと、日本本土で使われている言葉とは全く違い、理解しにくいですよね。

しかし意味を知ると、とっても素敵な言葉ばかりなんですよ!

そんな素敵な言葉が多い沖縄の方言の特徴をまとめてみました。

  • 沖縄の方言は大きく3つの地域に分けられる
  • 沖縄の方言の母音は3音で発音されている

ほかにも色々な特徴がありますが、ここでは以上2つをご紹介していこうと思います。

沖縄の方言は大きく3つの地域に分けられる

沖縄の方言は、北部、中南部、離島地域で分けられます。各地域の方言の特徴をご紹介しますね。

「ありがとう」を各地域の方言で一覧にしてみたので、比べてみてください♪

国頭(くにがみ)方言

北部地域の方言は、国頭方言と呼ばれています。

国頭方言は、北部地域独特の訛り(なまり)があり、イントネーションの抑揚(よくよう)が大きいのが特徴です。

旅行でも北部地域に行かない人は、なかなか聞いたことのない言葉が多い方言を使っていますよ。

沖縄方言(ウチナーグチ)

中南部地域の方言は、沖縄語や沖縄方言または、ウチナーグチと呼ばれています。

「ウチナーグチ」というのは「ウチナー」沖縄、「グチ」口、沖縄の口の言葉という意味があります。

中南部には沖縄市や那覇市があるので、沖縄の玄関口の言葉というようなものでしょう。

ウチナーグチは、語尾に向かいイントネーションが上がっていくのが特徴です。

沖縄の方言と聞くと一般的によく見聞きする言葉ばかりだと思います。

ウチナーヤマトグチ

基本はウチナーグチを元にして使われている言葉になります。

第二次世界大戦後にウチナーグチと標準語が混ざり合ってできました。

現在、沖縄の言葉と言われると、真っ先に思い浮かべる沖縄語の代表的なものになります。

各島言葉

沖縄本島は北部と中南部に分けられましたが、沖縄にはほかにも離島がたくさんあります。

離島ごとに方言が異なることと離島の方言はその離島に住んでいる人にしか分からない言葉も多いのです。

そのため、沖縄本島の人が離島に行くと会話ができないといったことがあるそうです。

同じ県内なのに、話が通じないなんて不思議な感覚ですよね。

そして、あなたが普段使っている「ありがとう」も沖縄ではこんなに言い方があるんです!

各地域名「ありがとう」
国頭(くにがみ)方言トートゥガナシ
沖縄(ウチナーグチ)方言二フェデービル
ウチナーヤマトグチ二フェデービル(沖縄方言と同じ)
宮古方言タンディガータンディ
与那国方言フガラッサーユー

私は、国頭地区の「ありがとう」の方言が素敵だなと思いました♪

好みの方言を、違う地域で言ってしまうと意味が通じないということが起こるので気をつけてくださいね。

ほかの言葉も、地域ごとに比べてみるととっても面白いですよ。

沖縄の方言は、元は日本本土の言葉と一緒でしたが、奈良時代に言葉が分かれてしまいました。いらっしゃいませという意味の「めんそーれ」は「参(まえ)り候(そうら)え」が変化した言葉と言われています。

沖縄の方言の母音は3音で発音されている

日本で標準語として使われている言葉は、あ(a)、い(i)、う(u)、え(e)、お(o)の5音でできています。

しかし沖縄の方言は、あ(a)、い(i)、う(u)、い(i)、う(u)の母音と、き(ki)を、ち(chi)と変換することできているものが多いのです。

変換したい言葉をローマ字表記に直して見ましょう。

沖縄のことをウチナーと呼ぶのには、沖縄「okinawa」を「uchinawa」と変換できます。

沖縄の方言は語尾をのばす言葉が多いところから、「uchina」ウチナーと呼ぶことができるのです。

法則を知ると、意外と理解しやすいですよね♪

まとめ

  • 沖縄の素敵な言葉は、沖縄の人たちのゆったりした気持ちとこれまでの歴史で作られている。
  • 沖縄の方言は語尾や言葉をのばしたやわらかい言い方が特徴で、抑揚のあるイントネーションが多い。
  • 沖縄の方言は、北部、中南部、離島地域で分けられ地域によって同じ意味の言葉でも、方言が全く違い沖縄県内でも会話が通じないこともある。
  • 沖縄の素敵な言葉は、先人の教訓を黄金言葉(くがにくとぅば)という形で伝わっている。
  • 沖縄の方言の母音は3音あ、い、うで発音され、また男女で方言の言い方に違いがあるものがある。

沖縄の方言の特徴や言葉の意味などいかがでしたでしょうか?どの言葉も、とっても素敵なものばかりでしたね♪

もし沖縄の人に話しかけられたけれど、聞き取れなかったときは恥ずかしがらずに「どういう意味ですか?」などと、聞いてみましょう。

沖縄の人は、きっと優しく意味を教えてくれると思いますよ。せっかく沖縄に旅行に行くのなら、方言を覚えて会話や料理などを楽しんでみてください。

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